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日記

平成28年1月6日の日本昔話

はきだせ蛙:

むかしある所に、毎日たくさんの鍋や窯を担いで売り歩く、「担ぎ売りのタヘイどん」という男がおった。
ある日のこと、いつものようにタヘイどんが鍋や釜を売り歩いていると、途中で陽が暮れてしもうた。
あたりは真っ暗な山道でタヘイどんが困っておると、遠くに一軒の家の明かりが見えた。
タヘイどんがその家を訪れると、家に住む夫婦は大層人が良さそうだったので、一晩泊めてもらうことにした。
そうしてその夜、タヘイどんは安心してぐっすり眠ったそうな。
ところが翌朝、タヘイどんが目を覚ますと、商売道具の鍋や窯が見あたらんようになっておった。
タヘイどんは慌てて家の中をくまなく探したが見つからんかったそうじゃ。家の主人は「この家には性悪のネズミがいて、何でも飲みこんでしまうんじゃ。
あんたの鍋や窯もネズミに飲み込まれてしまったんじゃろう。」と言って、にやにや笑うばかり。
ネズミがあんな大きな鍋や窯を飲み込むはずもなく、タヘイどんは眠っている間に夫婦に商売道具の鍋や窯を騙し取られたのじゃった。
タヘイどんは仕方なく一旦はその家を出たが、ふと良いことを思いついてこっそり家に戻った。
そうして、夫婦が飼っている牛を連れ出して隠したのじゃ。そうしておいて、蛙を叩きながら「はきだせ蛙!はきだせ蛙!」と言いながら、家の前で騒いだそうな。
驚いた夫婦が訳を尋ねると、タヘイどんは「この蛙があんた達の牛を飲み込んでしもうたから、吐き出させようとしておるんじゃ。」と言うたそうじゃ。
小さな蛙が牛を飲み込めるはずもないが、夫婦はネズミが飲み込んだことにしてタヘイどんの商売道具をだまし取っているのじゃから、返す言葉もなかった。
結局、夫婦は家の床下に隠していた鍋や窯をタヘイどんに返し、心から謝ったそうじゃ。悪いことをすると、その報いは必ず返ってくるということじゃ。
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