ハウスクリーニング 奈良

ハウスクリーニング エアコンクリーニングでは絶対に追加料金なし!
エアコンクリーニング 奈良トップページ > 日記 > ぬけない指

日記

平成28年1月11日の日本昔話

ぬけない指:

昔ある町に、あこぎな商売で儲けている瀬戸物屋の男がいました。
ある時、店にやって来た爺さんが、商品のお神酒徳利(おみきどっくり)に指を突っ込んだまま、どうしても抜けなくなりました。
瀬戸物屋の男は、爺さんが三百文という大金を持っている事を知ると「もう徳利を買うしかないね」と、三百文という高額な値段で売りつけました。
爺さんは、せっかく町でニワトリを買おうと思って買い物に来たのに、全財産を瀬戸物屋の男にとられてしまいました。
爺さんは徳利を持って、しょんぼりして自宅へ帰っていきました。
瀬戸物屋の男は「爺さんがどんな顔して家に帰るのか」と、こっそり後をつけて行きました。
爺さんの家の中は薄暗くて、外からは家の中の様子が見えませんでした。そこで瀬戸物屋の男は、格子窓からむりやり頭を突っ込んで、家の中を覗き込みました。
そのうち、爺さんの指は徳利からすこんと抜けました。すると今度は、瀬戸物屋の男の頭が格子窓から抜けなくなりました。
手足をジタバタさせてもどうしても抜けず、瀬戸物屋の男は焦りました。
瀬戸物屋の男は「どうやっても抜けないから、格子窓の柵を切ってくれ」と、爺さんに頼みました。
すると爺さんは「ほんなら修理代として三百文もらっとこうか」と、瀬戸物屋の男をやりこめました。
爺さんは、三百文も返ってきたうえに、神棚には新品のお神酒徳利が並びました。
これに懲りた瀬戸物屋の男も、それからは正直に商売をしたそうです。
ページのトップへ戻る