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日記

平成28年1月12日の日本昔話

死んだ爺やん:

むかしむかし、佐渡のある村に働き者の爺やんがおった。
爺やんは誰よりも遅くまで働き、夜空に月が昇る頃にやっと畑仕事を終えて家に帰るのじゃった。
爺やんは家に帰ってからも町で売る草鞋を作り、夕飯を喰うのは村人が眠った後になるほどじゃった。
爺やんはそうやって、たいそうなお金を貯めておった。
そうして、そのお金を「子供のいないワシと婆さんが冥土に行くためのお金じゃ。」と嬉しそうに婆さんに見せるのじゃった。
婆さんは爺やんの気持ちが嬉しかったが、昼も夜も働きづめの爺やんの体が心配じゃった。
爺やんの家の前に住む怠け者の男は、こっそり爺やんの家を覗いて、爺やんが相当な額のお金を貯め込んでおることを知っておった。
しばらくして、爺やんはちょっとした風邪が元でぽっこらと死んでしもうたそうな。
葬式が終わった後、婆さんは村人に爺やんがお金を貯めておった訳を話し、お金を全部袋に入れて爺やんの手に握らせ、あの世へと送りだした。
婆さんは、働きづめじゃった爺やんがせめて極楽に行って楽が出来るようにと思うたのじゃった。
ところがその夜、怠け者の男が、こともあろうに金欲しさに爺やんの墓をあばいたのじゃった。
じゃが、男がお金の袋を取ろうとしても、爺やんの死体は袋をしっかり握って離さんかった。
男が力一杯袋を引っ張ると、爺やんの冷たくなった手がにゅうと伸びて、男の腕を掴んでぎりぎりと絞めつけた。
真夜中に墓場から悲鳴が聞こえてきたので、婆さんと村人は慌てて墓場に向かった。
墓場では、爺やんの死体に腕を掴まれた男が息も絶え絶えになって震えておった。
「爺やん、堪忍してやってくれろ。」と、婆さんが必死に爺やんに頼み、寺の和尚が念仏を唱えて、やっとのことで爺やんの手は男の腕を離れたそうな。
男はこってりと叱られ、爺やんの墓は元通りに直された。こうして、爺やんはしっかりとお金の袋を握りしめて、安心して冥土に旅立ったということじゃ。
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