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日記

平成28年1月18日の日本昔話

木仏長者2:

見てくれよりも心が大切というお話
昔、あるところに一人の長者どんがおりました。
この長者どんは立派な金の仏様が自慢で、毎日暇さえあれば仏壇から取り出してピカピカに磨いて、誰かが訪ねて来る度に見せては自慢しておりました。
ところで、このお屋敷には働き者で信心深い若者が風呂焚きの奉公をしておりました。
若者が働いていると、長者どんがやってきて「どうじゃ?お前の木仏さんは。ワシは今から金仏様を隣の村の長者どんに見せてくるわい」と言って笑って去って行きました。
この木仏さんというのは、この若者が薪をとりに行く最中に山の中で見つけた仏様そっくりの木のぼっくい(木の杭)のことです。
若者は、それを持ち帰り、仏様と思って大切に扱い、いつも持ち歩いて仏様への感謝を忘れず熱心に拝んでおりました。
新年になって、お正月のお祝いの席のこと。
長者どんは、今日も自慢の金仏様を来客に見せて自慢しておりましたが、そのうちの客の一人が風呂焚きの若者の木仏をからかってやろうと思いつきました。
面白がった長者は、若者を呼びつけて「ワシの金仏様とお前の木仏を相撲させよう」と言い出しました。
そして「もしお前の木仏が勝ったら、ワシの身代(しんだい※財産の事)を全て譲り、ワシが代わりに風呂焚きになろう」とまで言いました。
信心深い若者は、仏様にそのようなことをお願いするわけにはいかないと困り果てましたが、なんと木仏様は「やってやろうじゃないか。
大丈夫・大丈夫」と了承したのです。
かくして、長者どんの家では世にも珍しい仏様の取り組みが始まりました。不思議なことに土俵に置かれた仏様は動き出し、相撲を始めました。
最初は五分五分で したが、少しずつ金仏様は息切れしてきました。そして、長い接戦の末にとうとう木仏様が勝ち、長者どんは泡を吹いて倒れてしまいました。
こうして、約束通り長者どんは若者に身代を全て譲り、若者が長者になりました。
風呂焚きに落ちた長者は金仏様に「なぜあんな木のぼっくいに負けたのだ」と文 句を言うと、金仏様は「お前は私を磨くばかりで少しも信心しなかった。
ゆえに私は力を出すことができずに負けてしまったのだ」と静かに言いました。長者は 「そうだったのか」と嘆きましたが後の祭り。
若者は、仏壇に木仏を安置してそれからも信心を忘れることなく、皆から「木仏長者」と慕われて過ごし、長者はそれからはずっと風呂焚きのままだったいうことです。
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