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日記

平成28年2月03日の日本昔話

にわとり石:

むかし、中立の里は荒れ地ばかりのやせた土地で、耕しても実りは少なく、里人も土地に諦めきって働くことを疎かにしていた。
そして、朝寝坊や骨惜しみを繰り返し、しまいには食うもの欲しさに盗みを働いたり、食うものがなければ猫やネズミであろうと食っていた。
そんなある朝、鶏の鳴き声がした。里人は「何だ何だ」と騒いだが、村に鶏がいるはずもなく、すぐに布団にもぐりこんだ。
それからしばらくして、また鶏が鳴いた。里人は飛び起きて、俺の獲物だと我先に辺りを探し回ったが、夕方になっても見つけることはできなかった。
その翌朝も鶏は鳴いたが、誰も見つけられなかった。そして、その翌日も鶏は鳴いたが、誰も捕まえた者はなかった。
そんなことは四五日も続き、朝寝坊だった里の人たちもやがて早起きのクセがつき、起きたついでに田畑で仕事をするようになった。
そして、7日目の朝、里人が隣村に用事があるとて出掛け、高蔵連の近くの石に腰掛けて一服付けたところ、陽が昇ってきた。
その時、突然「コケコッコー」と大きな泣き声が石の中から聞こえてきた。里人はビックリして飛んで帰り、みんなを連れてきた。
石を見た里人は口々に「普段から怠けていたおらたちを神様が諭してくれたに違いねぇ」「これからは精出して働くべぇよ」「んだんだ」と言い、
それからは鶏石の声を合図に飛び起きて精を出して働くようになり、荒れ放題だった田畑も立派になっていったとさ。
それから何年か経ったある夏の日、豊かになった中立の里に乞食の親子がやって来た。
乞食の母は赤ん坊のオシメを川で洗うと、近くにあった鶏石の上に干した。
それからというもの、鶏の鳴き声は聞かれなくなったが、村ではもう鶏の鳴き声がなくても早起きするようになり、以前にも増して豊かになっということだ
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