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日記

平成28年2月24日の日本昔話

にわとりのお告げ:

昔、庭の鳥小屋でたくさんの鶏とひよこを飼っている、貞蔵(さだぞう)さんという人がいた。
みんなが寝静まったある夜、一羽の鶏が突然けたたましく鳴き出した。
驚いて起きた貞蔵さんは、真っ青になった。というのも、このあたりでは、夜、時ならぬ時刻に鶏が鳴くと、良くないことが起こると信じられていたからだ。
そして、夜鳴きした鶏は川へ流してしまうというならわしがあった。
「可哀そうに、何も悪さはしていないのに・・・」貞蔵さんは仕方なく、鶏を藁袋につめ、顔だけ出して、川へと流すと、後も見ないで走って家へと戻った。
流された鶏は、牛野谷の水越しに引っかかってしまい、そのまませき止められ、一夜を明かした。
ところで、その牛野谷の水越しから少し離れたところに、虎吉(とらきち)さんという人が住んでいた。
虎吉さんは不思議な夢をみていた。トントントン・・・。誰かが戸を叩くので出てみると、一羽の鶏がそこにいて、虎吉さんにこんなことを言った。
「私は土手町に住む貞蔵さんの手飼いの鶏じゃ。主人の家では、先祖の位牌が一枚鶏小屋の上に転がっている。このままではばちが当たって、家は滅びてしまう。
どうか私を連れて行って、主人にそう伝えてくださいませえ。私は今、牛野谷の水越しに引っかかっていて、どうすることもできません。どうか手を貸して下さい。」そういうと、鶏は空高く飛んで行った。
「に、にわとりがしゃべった~!」虎吉さんは飛び起きた。
「不思議な夢をみたもんじゃなあ」さっそく虎吉さんが牛野谷の水越しに行ってみると、本当に藁袋から顔を出した鶏が引っかかっていた。
虎吉さんは鶏を助け、貞蔵さんの家を訪ね、昨夜の夢の話をした。
貞蔵さんが鶏小屋の上を調べると、不思議なことに、ご先祖の位牌が一枚、ほこりまみれで転がっていたのだ。
「なんと不思議なことよのぅ」貞蔵さんの家では、先祖の位牌を集めて、お盆や正月におまつりしていたのだが、その中の一枚を、ネズミが鶏小屋の上へ運んだのだろう。
「これで家が滅びずに済みましたよ」貞蔵さんは虎吉さんに沢山のお礼をした。それからは貞蔵さんの家では、お告げをしたあの鶏をとても大事にしたそうだ。
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