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日記

平成28年2月29日の日本昔話

としがみさま:

むかしむかし、年神さまという神様がいた。その年神さまの仕事というのは、年(とし)の晩に一軒一軒家を回って年を一つずつ配るという仕事だった。
年神さまは村人から嫌がられていたので、毎年憂鬱で胃を痛めていた。
ところで、村外れにお爺さんとお婆さんが住んでいた。この二人も年神さまと同じ様に毎年年の晩が近づくと憂鬱な気持ちになるのだった。
そんな中でも二人は若い頃を思い浮かべながら懐かしさに浸っていた。こうしてお爺さんとお婆さんは、年神さまから年を貰わないで済む方法を毎日一生懸命になって考えた。
そしていよいよ年の晩がやってきた。年神さまは仕方なく痛む胃を押さえながら、人々に年を配る準備を始めた。
年神さまは次々に人別(にんべつ)帳の名前を呼ぶと、袋の中へ人々に配る年の札を入れていった。
ちょうどその頃、村外れのお爺さんとお婆さんは家を抜け出した。お爺さんとお婆さんは、年神さまが年を配っている間に少し離れた竹やぶに身を隠すことに決めた。
年神さまは嫌がる村人を見ると、段々元気が無くなっていった。
そんな中、有難がる老夫婦や喜ぶ子供、そして年を貰うことによって立ち上がる赤子に感動し、気の滅入っている年神さまも少しは自信をつけた。
除夜の鐘が鳴るまでにお爺さんとお婆さんに年を配っておかないと、二人は正月が来ても年を取らないことになる、年神さまは急いでお爺さんとお婆さんの家へ行ってみたが誰もいなかった。
さあ、大変な事になってしまった。二人に何とか年を配らねば、年神さまの役目が果たせないのだった。
年神さまは焦った。焦ってあっちこっち探し回ったがどこにも見当たらなかった。何と年神さまは誰も見ていないのをいいことに、残った二枚の年札をポイと捨てて帰ってしまった。
そして何と捨てたはずの年札が、偶然空から竹やぶの中にいたお爺さんとお婆さんの元に届いてしまった。
こうして、竹やぶに逃げ込んだお爺さんとお婆さんは結局年を一つ取ってしまったが、その後も増々二人仲良く元気に暮らしたそうだ。
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