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日記

平成28年3月03日の日本昔話

島になったおばあさん:

昔、アイヌの民はコタンと呼ばれる集落を作り、森で獲物を取って暮らしておりました。ところがある時を境に、森で獲物が極端に取れなくなり、別のコタンと獲物をめぐって争いがしばしば起こるようになりました。
コタンの酋長のエカシは思い余って、相手のコタンの酋長に話し合いを持ちかけようとしましたが、その矢先に、相手のコタンが強襲してきてしまいました。
エカシは大怪我をしてしまい、おばばに自分の幼い息子、トンクルを託しておばば達にこのコタンから逃げるように言いました。
燃えるコタンを後にしておばばは必死になって孫を守ろうと走りましたが、父が殺されたことを知ったトンクルは「仇をとる」と言って、元いたコタンの方へ走っていってしまいました。
おばばは心労のあまり倒れふし、気がついた頃には夜になっていました。
疲れた体を引きずって、やっと思いで元のコタンにたどり着きましたが、既にそこには誰もおらず、トンクルの姿はどこにもありませんでした。
変わり果てたコタンに座り込むおばばには、もう泣く力も残ってはいませんでした。
翌朝、おばばは声も限りにトンクルの名を叫び探し続け、摩周湖のほとりへやってきました。すると山の神カムイヌプリが現れて、なぜそのように嘆いているのかを尋ねました。
おばばは事の一部始終を話し、「山の神様、私を島にしてください。そしてどうかこの湖にいつまでも置いてください。私はここでトンクルが帰ってくるのを待ちたいのです」
カムイヌプリはそんなおばばの心にうたれ、おばばを摩周湖の島にしてあげました。
それからというもの、おばばは摩周湖に人がくるとトンクルが帰ってきたと思って泣くので、どんな晴れた日でも必ず雨が降り、雪がふるのだそうです。
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