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日記

平成28年3月27日の日本昔話

小判の虫ぼし:

昔々、ある村に太郎という男の子がいた。この太郎、ちょっと変った子で、いつも雲などをぼんやり眺めていた。もうそろそろ、おっとうやおっかあの仕事の手伝いをしてもいい年頃だったが、太郎は日がな一日、ブラブラしているだけだった。
あるよく晴れた日のこと、朝から家でゴロゴロしている太郎を見かねて、おっかあは太郎に山に草刈りに行くように言った。
そこで太郎は、この日珍しく山へと出かけた。山の上からは海がよく見え、海面は日の光を反射してキラキラ輝き、それはなんとも綺麗だった。太郎は草刈りのことなどすっかり忘れて、海を眺めていた。
心地よい秋風に吹かれ、太郎はいつしか山の上でうたた寝をしていた。するとどこからか、「チャリン、チャリン」という妙な音が聞こえて来る。
太郎が目を覚まし、辺りを見回してみると、なんとネズミたちが小判を背負いながら山を登って来たのだった。
太郎が見ていると、ネズミたちは持ってきた小判を野原に並べ始めた。そして小判を全部並べ終わると、もと来た道を戻って行くのだった。後には、野原一面に敷き詰められて小判だけが残った。
小判は海の光に当たり、その色は赤になったり、青になったり、または金になったりと、様々に変化した。太郎は、この美しく光る小判に目を奪われ、小判の山をただじっと眺めているのだった。
やがて日が暮れると、ネズミたちがまた山の上にやって来た。そして敷いてあった小判を担ぎ上げると、また山を下って行ってしまった。太郎も、ネズミたちの小判の虫ぼしが終わったので、家に帰ることにした。
ところがその夜、太郎が家にいると何者かが家の戸を叩く音がする。おっとうとおっかあが出てみると、そこには昼間のネズミが立っていた。
ネズミは、太郎のおかげで猫にも襲われず、無事に小判の虫ぼしが出来たので、そのお礼がしたいという言うのだった。そして、お礼に小判を数枚置いて帰ってしまった。
こうして太郎は、ネズミたちから小判をもらったが、その後の太郎は特に変わった様子もなく、相変わらずブラブラしていたそうな。
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