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日記

平成28年4月18日の日本昔話

春日様の握り飯:

昔、青森は大畑川(おおはたがわ)の淵に人々から魔物と恐れられた大ナマズが住んでいた。 このナマズは山のように大きく、ナマズが動くたびに村には地震が起き、洪水で畑の作物は流されてしまうので、村人はたいそう難儀していた。村人は、川べりに石で堤防を築き、なんとか洪水を防ごうとした。しかし、かえってナマズは以前にも増して暴れ出す始末。
こうなっては人力ではどうにもならない。村人があきらめかけた時、洪水が引いた地面から春日様の守り札が顔をのぞかせていた。
「そうじゃ、春日様におすがりするべ!!」 こうして、村人総出で春日様に大ナマズ退治の祈願をした。
すると、21日目の満願の日、孫次郎間(まごじろうま)の岬から真っ白な大鹿に乗った大男が空を飛んできた。
春日様は地面に降り立つと、宮に米の飯を供えるように村人に告げ、また天に帰っていった。
そこで村人は、たくさんの米を炊いて、これを春日様のお宮にお供えした。するとどうだろう、村には地鳴りが起き、大畑川では春日様と大ナマズとの一騎打ちが始まったのだ。
固唾を飲んでこの様子を見守る村人だったが、どうも春日様の形勢が悪い。春日様はたまらず、握り飯を自分に渡すよう村人に言う。
これを聞いた村人は、お供えの米で大きな握り飯を作ると、これを川の中の春日様に投げた。握り飯を受け取った春日様がこれを食べると、もりもりと力が湧き、とうとう大ナマズを高々と持ち上げて、これを孫次郎間の岬目がけて投げつけてしまった。
村人が気がつくと、そこには大ナマズも春日様の姿もなく、そのかわり孫次郎間の岬は大きく潰れていた。
それからというもの、大ナマズは淵から姿を消し、村は地震や洪水に悩まされることはなくなった。
また、大ナマズが住んでいた淵を埋め立てると、そこは肥沃な田畑になったという。そしてそれ以来、村人は春日様には山のように盛り上げた握り飯をお供えするようになったそうな。
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