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日記

平成28年4月27日の日本昔話

恐山のおどり鬼:

昔、恐山には鬼が住んでいて、人は誰も足を踏み入れようとしなかった。
麓の田名部(たなぶ)という村に、庄作という若者が爺様と二人で暮らしていた。
庄作は村一番の踊り上手で、それは爺様譲りと言われていたが、今では爺様はすっかり耳も遠くなって寝たきりになっていた。
ある年、村を酷い日照りが襲った。
対策を練るための寄り合いに誘いに来た村の若者に、爺様は恐山にいる踊り好きな鬼のことを話そうとした。
しかし若者はそれどころではないと話を遮ってしまう。若者が帰った後、爺様はその鬼がいくらでも水の出る茶碗を持っていることをポツリとつぶやいた。
それを聞いた庄作は寄り合いでその事を話し、自分がもらいに行くと言った。
爺さまの話を信じない村人達は皆で止めたが、庄作は恐山へ出かけていった。
恐山で大きな赤鬼に出会った庄作は、下手に踊れば頭から食うぞと言われながら一生懸命踊った。
その踊りがあまりにも楽しそうだったので、赤鬼は大勢の鬼たちを呼んできて皆で庄作を囲んで踊り出し、それは日暮れまで続いた。
鬼たちは大喜びで、褒美に何が欲しいかと聞いた。
庄作は村を助けるために、水の出る茶碗が欲しいと申し出た。
鬼たちは庄作の勇気に感心し、快く茶碗を渡してくれた。
心配する村人達の前に帰った庄作が、鬼に教わったとおりに茶碗の縁を擦ると、たちまち水が溢れ出して川に流れ込み、枯れかけていた作物も元気に生き返った。
今でも田名部の水が満々と流れているのは、この茶碗からまだ水が流れ続けているからだそうな。
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