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日記

平成28年5月16日の日本昔話

かっぱの淵

昔、岩手の八戸(はちのへ)あたりに八太郎沼(はちろうぬま)という、ひっそりとした沼があった。
ある日の事、一人の男が八太郎沼のそばを通りかかると、淵の底から「のののののののー」という音とともに、沼からお公家様の身なりをした美男子があらわれた。
公家の男は「この文を、八戸の勘太郎堤(かんたろうづつみ)に住む、わしの仲間の所へ届けてくれ。」と頼み、手紙を男に差し出した。
男は、淵から出てきた男を不審に思いながらも手紙を受け取り、その仲間の所へ向かった。
途中、山伏とすれ違った。
山伏は男の顔を見るなり「おぬしが持っている手紙から殺気を感じる」と言った。
驚いた男は、不気味な淵の前であった出来事などを山伏に打ち明けた。
山伏が手紙を開いてみると、手紙には何も書かれていない白紙だった。山伏が、手紙を川の水に浸してみると、文字が浮かび上がり「このおとこは、うまそうだから食ってしまえ。」
と書かれた、かっぱの手紙だった。
怖がる男に、山伏が一計を案じた。
山伏は、かぼちゃ畑からかぼちゃの茎(くき)を抜き取り、それを筆にして「この男に宝物をあげてくれ。」と、紙に書いた。そして男に新しい手紙を渡し、山伏は去って行った。
男は、どうにか勘太郎堤にたどり着き、公家の男に言われた通りに、手をパンパンと三回うった。
すると、沼の中から今度は小姓の身なりをした男があらわれた。小姓は、受け取った手紙を読み、不審そうな顔をしながら宝物の玉手箱を投げよこした。
玉手箱の中には、たくさんの金銀財宝が入っていので、男は長者になった。さて宝物をあげた小姓のかっぱは、どうも納得できないので、公家のかっぱに聞いてみた。
しかし、公家のカッパは覚えがないので、やがて大げんかになってしまった。
この時から、カッパたちは喧嘩別れしてしまい、それからというものどちらの沼でも人がカッパに襲われなくなった。
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