ハウスクリーニング 奈良

ハウスクリーニング エアコンクリーニングでは絶対に追加料金なし!
エアコンクリーニング 奈良トップページ > 日記 > 大蛇の棲む沼

日記

平成28年5月31日の日本昔話

大蛇の棲む沼

昔、岩手の北上川の上流に光勝寺(こうしょうじ)というお寺があって、立派な和尚が住んでいました。
中でも、母親と二人暮らしの幼い「おさと」は、とても和尚になついていました。
ある年の春、おさとと母親が裏山へワラビ採りに入った時の事。
おさとは山の中で母親とはぐれてしまい、ひとり沼のほとりでしくしく泣いていました。
すると、一人の若い男が声をかけてきて、「母親のところへ連れて行ってあげる」と、おさとの手を引いてくれました。
二人は仲よく野原を歩き、やがて母親の近くまでやって来ました。
おもわず走り出そうとしたおさとに、若い男は「もう少しだけ、一緒にいてくれないか」と、悲しげな顔で引き止めました。
若い男が「なんて可愛いんだろう」と呟いた瞬間、おさとの悲鳴が響きました。
おさとの悲鳴を聞いて駆け付けた母親の目の前には、大きな蛇が林の間を去っていく姿がありました。
若い男は沼に住む大蛇の化身で、あまりの可愛さにおさとを飲み込んでしまったのです。
この話を聞いた和尚は、大いに悲しみ大いに怒りました。
和尚は大蛇退治のため護摩壇 (ごまだん)を作り、断食して七日間の祈祷に入りました。
和尚の激しい祈祷に大蛇は苦しみ、6日目の夜に再び若い男の姿になって、和尚のところへ命乞いに訪れました。
しかし和尚は「すぐに沼から立ち去れ」と大蛇を追い払い、護摩壇に向かって祈祷をつづけました。
大蛇は苦しみながら、沼から抜け出て北上川へと逃げていきました。
すっかり弱っていた大蛇はどんどん下流に流され、黒岩の里まで流されてきました。
大蛇は、やっぱり長年住み慣れた沼に帰りたいと思い、ヌッと首をもたげて振り返ったとたん、大蛇の体は固まりそのまま石になってしまいました。
今でも北上川に、この石は残っているそうです。
ページのトップへ戻る