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日記

平成28年6月06日の日本昔話

意地くらべ

むかし、ある村に「赤鼻の悪衛門」と呼ばれる大層頑固者の男がおった。
一方、その隣村には「青鼻の悪太郎」という、これまた大層頑固者の男がおった。
両方の村人達は、それぞれこの頑固者達を愛しておって、自分の村の頑固者がこの世で一番の頑固者じゃと言うて譲らんかった。
それで、とうとうある年の夏、悪衛門と悪太郎は我慢比べをして決着をつけることになったそうな。
真夏だというのに戸を閉め切った部屋の中で、悪衛門と悪太郎は綿入れを四枚着て、腹と背中に湯たんぽを入れ、胡椒をたっぷり入れた熱燗を飲み、唐辛子を山ほど入れた鍋を食って我慢比べを始めた。
じゃが、悪衛門が「ワシは今朝、地獄の釜湯の温泉に入って来たが、それでもまだ寒いくらいじゃ。」
と言うと、悪太郎は「ワシは炭を敷き詰めてお天道様を枕にして寝てきたが、それでもまだゾクゾクしてのぅ。」
と言い返すありさまで、なかなか勝負はつかんかった。
これを見て、見物人達は「どちらも天下一品の頑固者じゃ。
じゃが、いくらあの二人でも大悪党の鬼松には敵わんじゃろう。」と噂した。
これを聞いた二人は我慢比べを中断して、それぞれ鬼松退治に出かけることにしたそうな。
そうして二人は、ちょうど同じタイミングで鬼松の隠れ家に辿り着いた。
鬼松は突然現れた二人組を見て一笑に付し、さっさと帰れと殴り飛ばした。
じゃが、頑固で負けず嫌いの二人はあきらめず、やられてもやられても鬼松に立ち向かっていった。
そうして、この戦いは三日三晩続き、鬼松はとうとう根負けして降参した。
こうして頑固者の二人は大悪党の鬼松を捕えることができたそうな。
悪衛門と悪太郎がその後どうしているかというと、それからも毎年、庄屋の家で我慢比べをして意地を張り合っておるそうじゃ。
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