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日記

平成28年6月27日の日本昔話

味噌をつけた長者どん

昔ある村に、大きな田畑と屋敷を構えた長者が住んでいた。
毎日使用人達が綺麗に磨き上げる長者の屋敷は三里先からも眺められるといわれ、長者はたいそう恵まれた暮らしをしていた。
ところがある年の春に一つも雨が降らず乾いた天気が続き、ある晩長者の下隣から火事が出てしまう。
長者は下隣だと高を括り火事を見ていたが、急に風向きが変わり長者の屋敷に風が流れ始めると屋敷中は大騒ぎになった。
使用人達は水をかけたり火の粉を叩き消して頑張ったが、火の手は一向に収まらない。
そこでなんとしてでも屋敷を守りたい長者は、「味噌倉の味噌を屋敷中の壁 に全部塗れ!味噌に火が付くはずはない!」と大声で叫んだ。
使用人達は早速味噌倉にあるありったけの味噌を壁や屋根に塗り付けたが、風は強くなる一方であ ちこちに火が付きそうになった。
焦った長者は次に「今度は一番汚いふんどしと腰巻を屋敷の上に立てろ!火というのは汚い物が嫌いなはず だ!」と叫び、使用人達は言われるまま汚れたふんどしと腰巻を屋敷の上に立てた。
すると意外な事に風向きが変わり始め、炎も段々と下火になり屋敷は全焼を 免れたので使用人達は、「やっぱり長者どんの知恵は大したものだ。」と長者を褒め称えた。
しかし味噌倉の味噌を使い切ったせいで 使用人達は満足に食事ができず、困った長者が今日は一人明日は二人と使用人達を国へ帰すうちに屋敷は長者一人だけになってしまった。
使用人達がいないため 田畑や屋敷は荒れ放題となり、村一番だった長者もついには村一番の貧乏者になったという。
村人達はこれを「長者どんは味噌をつけたからだ。」
と笑い、それ以来失敗したり面目を失ったりした時に「味噌をつけたものだ。」と言うようになったそうだ。
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