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日記

平成28年7月18日の日本昔話

なら梨とり

昔、ある村に、おっとうを早くに亡くしたおっかあと三人の息子が住んでいた。
ある日のこと、おっかあが突然倒れて、重い病気に罹(かか)ってしまった。
床のおっかあは「奥山にあるなら梨が食べたい。」と言い、これを聞いた長男の太郎は、なら梨を取りに出かけた。
太郎が奥山目指して進んで行くと、山の中腹に大岩があり、この大岩の上に仙人が座っていた。
仙人は太郎にどこに行くのかと尋ねる。太郎が奥山のなら梨を取りに行くと答えると、仙人は、途中で熊笹が「行くなガサガサ。」と言う時は行ってはならないと教えた。
太郎がさらに進むと、仙人が言った通り熊笹が生い茂った場所に出た。熊笹は「行くなガサガサ。
」とささやいていたが、太郎はお構いなしに進んで行く。すると、笹の中からクマが現れ、太郎を追いかけまわした。
太郎は、ほうほうの体でクマから逃れ、やっとの思いで奥山の沼にたどり着いた。
沼のほとりには、梨の木が生えており、太郎は一番低い枝から梨を取ろうとした。
するとその時、生臭い風が吹き、沼から化け物が現れ、あっと言う間に太郎を呑み込んでしまった。
いつまで待っても太郎が帰って来ないので、次は次郎がなら梨を取りに出かけた。しかし、次郎もまた戻っては来なかった。
こうして、とうとう三男の三郎がなら梨を取りに行くことになった。三郎も途中で仙人に会い、熊笹の事を教えてもらった。
そこで三郎は、お礼に握り飯を仙人にあげた。すると仙人は、三郎に一本の短刀を渡した。
三郎は仙人の言う事をよく守ったので、熊笹の原も無事に越え、梨の木のある沼の前までやって来た。
三郎は、化け物に見つからないように、自分の影が水面に映らない南側の枝から梨を取り始めた。
しかしつい調子に乗り、北側の枝まで手を伸ばしてしまい、やはり化け物に呑み込まれてしまった。
ところが三郎は、仙人から渡された短刀を使って化け物の腹を裂き、見事に化け物を倒した。
こうして三郎は、化け物の腹から助け出した兄たちと共に家に帰り、おっかあになら梨を食べさせた。
すると、おっかあの病気が嘘のように治ったということだ。
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