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日記

平成28年7月20日の日本昔話

死ぬが一ツ生きるが一ツ

昔々、ある村に一軒のお寺があって、和尚さんと小僧さんが住んでおった。
この小僧さん、お経よりも三度の飯よりも、剣術が大好きじゃったそうじゃ。
ある日のこと、小僧さんは門前で侍に道を尋ねられた。小僧さんは格好の良い侍の姿に憧れて、和尚さんに剣術の修行に出たいと願い出た。
すると和尚さんは、はなむけに状袋を一つ小僧さんに渡し、「死ぬが一つ、生きるが一つという時にこの袋を開けるが良い。」と言ったそうな。
こうして小僧さんは侍の後を追って、山へ登って行った。
そうして峠までやって来ると、三匹の盗賊お化けが現れたそうじゃ。
そうして近くには、先ほどの侍が身ぐるみはがされて倒れておった。小僧さんはあまりの恐さに山を駆け下り、舟に乗って海へと逃げ出した。
ところが、三匹の化け物は沖まで出た舟に金綱を投げ、簡単に捕まえた。
そうして金綱に引かれて、舟はどんどん峠へと引き戻されていった。
引かれながら小僧さんは和尚さんの言葉を思い出して、必死の思いで状袋を開くと、中にはやすりが一本入っておった。
小僧さんは、そのやすりで金綱を削り切って、どうにかお寺まで逃げ延びたそうじゃ。
小僧さんから話を聞いたお寺の和尚さんは「池の櫓に登り、橋を取り去り、やすりを使うのじゃ!」と小僧さんに教えた。
小僧さんは急いで池の櫓に行き、鐘をぶら下げる綱をやすりで削り始めた。
じゃが、すぐに三匹の化け物がお寺までやって来て、小僧さんを探し始めた。
化け物たちは池までやって来ると、水に映った小僧さんの姿を本物と思いこみ、池の中に飛び込んだ。
ここぞとばかり、小僧さんは鐘の綱を削り切って、三匹の化け物の上に鐘を落としたのじゃった。こうして小僧さんは助かったそうな。
それからは、小僧さんは「やすりは刀よりも役に立った。」と言って、二度と剣術の修行に出たいとは言わなくなったそうな。そうして、和尚さんの元で修業に励んだということじゃ。
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