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日記

平成28年7月24日の日本昔話

嘉右衛門山の神

昔、宮城県白石中ノ目に嘉右衛門という状持ち(じょうもち、郵便屋さん)がいました。
たいそう真面目で正直者でしたので、みんなから「かえもん、かえもん」と親しまれていました。
手甲脚絆(てっこうきゃはん)姿の嘉右衛門は、遠く山形や米沢まで出かけるのでした。
今日も、暗く物騒な小原山の峠道を一人で歩いて帰ってくる途中、ようやく子どもの頃に遊んでいた木までやって来ました。
すると何やら「シュッシュッ」と擦るような物音が聞こえ、目の前に一匹のオオカミが現れました。
逃げようにも背中を見せるとあっという間に襲われてしまう。
家に残している年老いた両親や頼まれた大切な荷物の事を考えて立ちすくむ嘉右衛門でしたが、オオカミは飛びかかる様子もなく口の中をひっかいて何か訴えているようでした。
「もしかして何か喉にひっかかっているのかもしれない」と思った嘉右衛門が、恐る恐るオオカミに近づいて手を差し出しました。
嘉右衛門に向かって大きく口を開いたオオカミの喉の奥には、大きな骨が刺さっていました。
嘉右衛門が骨を抜いてあげると、オオカミは一声吠えて嬉しそうに走り去っていきました。
その後、嘉右衛門の帰りが遅くなったりオイハギが出る時などにあのオオカミがやってきて、送ってくれるようになりました。
おかげでこの峠道で危ない目に合うことも無く、それによりますます信用を高め商売も大繁盛しました。
山の神様の使いであるオオカミに守られている嘉右衛門は「他の人も山の神様に守ってもらえるように」と、山に祠を作りました。
この祠は今も白石市中ノ目の山頂に残っているそうです。
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