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日記

平成28年7月27日の日本昔話

とんびとカラス

むかしずっとむかし、世の中に住んでいる鳥たちは、みんな真っ白じゃった。
田植えの時等には、村中の鳥たちが総出で手伝うのじゃが、なにしろみんな真っ白じゃったから、小さい子供の鳥は見分けがつきにくく、親鳥が自分の子供を間違えて家に連れて帰ってしまうことが多かったんじゃと。
そうして、こういう時に必ず遅れてくるのが《カラスどん》じゃったそうな。
一方《トンビどん》は、そんな様子を見て何とかならんものかと考え、それぞれの鳥に色をつけることを思いついた。
そうして、まず自分の羽を茶色に染め、染物屋を始めたのじゃった。
鳥たちは先を争って染物屋に並び、思い思いに好きな色で自分の体を染めてもらった。村は大騒ぎ、トンビどんは大忙しじゃった。
ところが、寝坊助のカラスどんは、なかなかこの騒ぎに気付かなかったそうな。
その日染物屋の列は真夜中まで続き、朝から染め続けたトンビどんはヘトヘトに疲れておった。
列の最後の方に並んでいたツルどんは、トンビどんに気を使って、羽の先をちょこっと染めてもらうだけにしたそうな。
そうして一番最後にカラスどんがやってきた。
カラスどんは、派手に、丹念にと、たくさん注文をつけるので、トンビどんも大変な手間をかけて染め、とうとう朝になってしもうた。
トンビどんはもうクタクタで、最後に黒の染め汁を入れた桶を運んでいる時に、うっかり転んでしもうた。
桶の中の染め汁は、カラスどんに頭からザンブリとかかってしもうた。カラスどんは真っ黒に染め上がった。
『この阿呆~!』とカラスどんは怒ってトンビどんを追いかけまわし、トンビどんが一生懸命謝っても許してくれなかったそうな。
それからというもの、カラスはトンビを見るたび食ってかかるようになったそうな。
そんな訳で今でも、トンビはカラスを見ると争わないで逃げてしまうんじゃと。
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