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日記

平成28年8月01日の日本昔話

万吉や首はずせ

昔、ある村に桶屋の万吉という男が住んでいました。
万吉は物心ついた頃から自分の力で立派な家を建るという夢があり、せっせと働いてお金を貯めていました。
幼い頃に聞いた「二十年間がんばれば自分の家が建つ」という話を信じて、20年が経ち、いよいよ自分の家を建てる時がきました。
大喜びの万吉でしたが、どうしても柱一本分だけのお金が足りませんでした。
二十年目の今日に、是が非でも家を建て始めたかった万吉は、その夜こっそりと墓場へ行きました。
中でも立派な施餓鬼柱(せがきばしら、木製の墓)を盗み出し、不要な部分をを削りとりました。
墓から作った立派な柱のおかげで家は無事に完成し、万吉は大喜びで新居に移り住みました。
しかしその夜、万吉は何とも恐ろしい夢を見ました。
「万吉や、首はずせぇ」 と、土の中からうめき声が聞こえるのです。
毎夜続く悪夢で、万吉はみるみるうちにやせ衰え、仕事も出来なくなってしまいました。
そこで近くの流行り神様に拝んでもらうと「この家には死んだ者の恨みが柱についている」と告げられました。
万吉が確認すると、墓場から切り出した柱が家の大黒柱として使われていて、なぜか削ったはずの経文が浮かび出し、
しかも上下逆さまに建てられていました。万吉はすぐにその柱を外して、墓場の元にあった場所に戻しましたが、万吉の新居は崩れ落ちていきました。
その後の万吉は、一生涯、マイホームは持てなかったそうです。
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