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日記

平成28年8月05日の日本昔話

柿の精

昔々、ある村に柿の木を庭にたくさん植えている家があった。 一方、この家の隣には、柿の木が一本もない貧乏なばあ様が住んでおった。
ばあ様は常々、美味しそうな隣家の柿が食いてぇなあと思っておった。
しかし、隣の婆さまはケチで、柿の実を一つたりとも分けようとはしなかった。
そんなある夜の事。ばあ様の家に、一人の入道坊主がやってきた。ばあ様が美味しい柿が食いてぇと言っていると、男は、それなら食わしてやろうと言って、台所へ行き皿を取った。
しばらくすると、男は、つぶれた柿の実のようなものを皿に盛って戻ってきた。
そして、その皿の上のものをばあ様にすすめるのである。
ばあ様が、言われるがままに食べてみると、これがすごくおいしい。
ばあ様は、もっと食いてぇと言うので、男はまた台所の方へ行った。
ちょうどその頃。ばあ様の息子が家に帰ってきた。息子は、母親の家にいる入道坊主を見て、なにやら怪しいと思い、家の中をのぞいてみる事にした。
すると・・・なんと、その男は皿に糞をした。
そして、それを持って居間にもどり、あろうことかそれを母親に食べさせたのである。
息子はこれに激怒した。大事な親にあんなものを食べさせるなんて!息子は怒りのあまり、家から出てきた入道坊主をまさかりで殺してしまった。
母親は息子の行動に仰天して、「何をするだ、この人はオラにおいしい柿を食べさせてくれたのに!」と怒った。そして、我が子が人を殺してしまったと思い、恐ろしくなった。
どうしょう・・・二人はその場に立ちつくした。
明け方までそうしていたころと、男の遺体に変化が現れた。なんと、男はつぶれた柿の実に変化していたのである。
それと同時に、あれほど実っていた隣の柿は、全部地面に落ちて食べられなくなってしまった。
きっと、あの男は柿の木の精霊だったのだろう。
ばあ様があまりに柿を食べたがるので、おいしい柿を食べさせに、ばあ様の家にやって来たのかもしれない。
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