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日記

平成28年8月24日の日本昔話

さだ六とシロ

秋田県の山奥の鹿角(かづの)の領に、さだ六という鉄砲打ちの名手がいた。
さだ六は、子牛ほどもある真っ白なシロという秋田犬を飼っていて、とても優秀な猟犬だった。
さだ六は、猟の名人だったため、他国の領地でも自由に猟をすることを許された将軍さまの証文を持っていた。
冬のある日、シロと一緒に猟に出かけたさだ六は、珍しい青猪(あおいのしし)を見つけた。
どんどん追いかけているうちに、隣の三戸領(さんのへりょう)に入り込み、とうとう青猪を巣穴まで追い詰めた。
青猪の巣穴には、傷ついた母イノシシのと小さな子供のイノシシがいた。
さだ六は、少々ためらったが「猟師の定めじゃ、許せ」と言い、引き金を引いた。
その晩は、ものすごい吹雪だったため、山の洞穴で夜を明かした。
翌日、親子の青猪をソリにのせ、自分の領地に向けて歩いていると、三戸領の役人に呼び止められた。
さだ六は、天下御免の証文を見せようとしたが、家に忘れてきてしまった。
証文がなければ、明日、処刑される。主人の危機を察したシロは、証文を取りに家に駆け戻るが、シロが戻ってみると既にさだ六は処刑された後だった。
シロはさだ六の死体をひきづって、いくつもの峠を越えて自分の領地へ向かった。
しかし、力尽きたシロは、自分の領地に入った所で悲しい遠吠えを残し、そのまま石になった。
今でも、この峠の事を「犬吠峠」という。
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