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日記

平成28年9月30日の日本昔話

きつねと羽黒山伏

と或る小春日和の庄内平野の小川の畔。千岳坊と万岳坊という羽黒山伏が休んでた。
退屈な二人は、橋の上で間抜けな格好で寝ている狐をほら貝を吹いてびっくりさせて暇つぶしをすることにした。
狐は驚いて川に落ちる。二人は大笑いをした。思わぬことで暇を潰した二人は羽黒山への途に着いた。
しかし、まだ昼過ぎだというのに日が暮れてしまう。
二人は仕方なく何処かに泊めてもらおうと街の明りを探す。
何とか野中の一軒家の明りを見つけ向かった。怪しげな家の主に事情を話して泊めてもらおうとすると。
家内が死んでこれからお寺に行かなければならないがその間に獣が死体に悪戯しないか心配していると言う。
そこで二人は留守番を条件に 泊めてもらうことになる。
そして主は出かけた。なかなか帰ってこない。二人は棺桶に入った死体を見ない様にしているが気になる。
ぎぃ~っと、いきなり棺桶の蓋が開き白い細い手が出てくる。
お供え物の団子をひとつ掴んで元に戻った。
成す術も無く恐れ慄き震える二人。
それを何度が繰り返しお供え物の団子がなくなった。
そして、再び出てきた手は二人の方へ向かってきた。二人が逃げ出すと、二人は川の中へ、パッシャァ~ン。
冬の初めの事で、川の水はもう冷たかった。
川の畔では狐が微笑んでおったそうな。
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