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日記

平成28年10月02日の日本昔話

鬼婆の羽織

昔ある所に、それはそれは美しい娘がいました。
この娘のいいなずけである弥九郎は、お金持ちでしたので、娘は不自由のない暮らしをおくっていました。
ある日、山仕事に出かけた娘は村人たちとはぐれてしまい、一人で山の中をさまよっていました。雪の降る中、どうにか一軒屋を見つけて戸口を叩くと、なんとそこは鬼婆の家でした。
へとへとに疲れていた娘は、それでも鬼婆の家に泊めてもらう事にしました。
170年間生きてきたという鬼婆は、これまでこんなに美しい娘は見た事がありませんでした。
すやすやと寝ている娘の寝顔を見ながら、鬼婆は恐ろしい考えを思いつきました。
翌朝、娘に命を助けてやるかわりに美しい羽織を着るようにと言いつけました。羽織を着た娘は、あっという間にしわくちゃの老婆の姿になってしまいました。
どうしても羽織が脱げない娘は「こんな姿になる位ならいっそ殺して下さい」と懇願しましたが、鬼婆はその姿のままで村へ帰るように言いつけました。
醜い老婆になった娘は、泣きながら山をおりました。
途中の炭焼き小屋の親父からは追い払われ、
いいなずけの弥九郎も「こんな汚いババアは知るもんか」とせせら笑い、誰一人と助けてくれる人はいませんでした。老婆の娘は絶望し、
いっそ川に身を投げて死のうとしていると、村一番貧乏な若者の八吉が自分の家に連れ帰ってくれました。
八吉が温かい芋粥を差し出すと、不思議な事に鬼婆の羽織は脱げ、老婆は元のような美しい娘に戻りました。娘は優しい八吉の嫁になり、
二人で一生懸命働いたのでたちまち村一番の長者になりました。
やがて可愛い赤ん坊も生まれ、鬼婆からもらった羽織を宝物とし、末永く幸せに暮らしたという事です。
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