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日記

平成28年10月11日の日本昔話

出べそあらため

むかしむかし、山形の越橋の、伝四郎さんの《かがさん(奥さん)》は大きな出ベソじゃった。
じゃが、《かがさん》は男勝りの元気者・働き者で、なによりの楽しみは、野良仕事の終わった後、家の外の木桶風呂にドボ~ンと入り、一風呂浴びることじゃった。
ある日、伝四郎さんの家にお代官の使いがやってきて「明日、お代官が《かがさん》の出ベソをあらために来る」と告げて帰っていった。
伝四郎さんと《かがさん》が困り果てていると、隣の爺様がやって来た。爺様は、「さっきキツネが『♪明日は《かがさん》の出ベソあらため。
ああ面白れぇっちゃ♪』と歌っておるのを聞いたぞ。
お代官の使いはキツネじゃ。わしに良い考えがあるから任せるだ。」と言うた。
次の日、伝四郎さんと爺様は風呂を沸かして待っておって、お代官がやってくるとご馳走やお酒でもてなした。
やがて、酔っ払ったお代官の顔にひげが生え、尻尾が出て、化けの皮が剥がれてきた。
ここぞとばかりに、伝四郎さんと爺様はお代官をアツアツの風呂に放り込んだんじゃ。
すると、お代官はたちまちキツネの正体を現した。
キツネは「《かがさん》の出ベソを見て、大笑いして気晴したかったんじゃ。
……だって、おらも出ベソで、仲間のキツネに笑いものにされたんじゃもの。」
としょんぼり言うた。《かがさん》は、「出ベソのどこが悪い。ヘソはヘソじゃ。」
と、自分の出ベソをキツネに見せてやった。
《かがさん》の出ベソもキツネの出ベソも、負けず劣らずでかかったので、《かがさん》もキツネも、伝四郎さんも爺様も、皆で笑い合うた。
そうして、《かがさん》に勇気づけられたキツネは、意気揚々と仲間のいる山に帰っていった。
それからも、《かがさん》はあいかわらず仕事に精を出したし、あの出ベソのキツネも時々《かがさん》の所にやって来たそうな。
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