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日記

平成28年10月15日の日本昔話

丈六地蔵

昔ある所に男が住んでいた。男の住んでいた所は川がよく氾濫し、この男の女房と幼い子供を川に飲まれ亡くし、それ以来荒れた生活を送っていた。
だが男はある時女房と子供の仇を討とうと、川に堤防を作る事を決心した。しかし岩は固く、
川幅も広いためなかなか工事は進まない。
そんな男を見て村人達も手伝い始めたが、いっこうに進まない堤防作りに次第に手伝う者も減り、男はまた独りになって堤防を作っていた。
そして堤防作りを初めて数年が過ぎ、ようやく堤防が完成しようという時、川が氾濫し始めた。男が堤防へ駆け付けると、
もうあと一歩で完成の堤防が今にも決壊しそうになっていた。
男は今にも押し流されそうになりながらも必死で堤防を押え続けた。
翌朝村人達が堤防へ行ってみると、そこには男の姿は無く、男のいた場所に大きな石がひとつあった。村人はあの男が石となり堤防を塞ぎ、
女房と子供の仇を討ったのだと噂し、その石で地蔵を作ることにした。
やがて地蔵は完成し、その地蔵をお寺まで運ぼうということになったが、あまりに大きな地蔵のため運ぶことができない。
すると、不思議なことに地蔵がしゃべりだし「わしが自ら歩いていこう。しかし歩いている姿を人に見られるわけにはいかぬ」と言う。村人は地蔵の言葉を聞いて、皆家に戻り深くお祈りをした。
そして地蔵はゆっくりと寺へ向かって歩き出した。
だがある橋のたもとまで来た時、幼い子供をかかえ身投げしようとしている女に会った。地蔵がどうしたと聞くと女は「子供の足が悪く、立つことが出来ないのでそれを嘆いて身投げしようとしていた」と言う。
すると地蔵は、ならば自分の足をその子供にあげようと、自ら足を折りその場にどっかりと座りこんだ。そして女が子供を立たせてみると、 何と子供がすっくと立ち上がった。女は地蔵に深く深く礼を言って帰っていった。
そしてその地蔵は「丈六地蔵」と呼ばれ、その後お寺に納められたという。
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