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日記

平成28年10月20日の日本昔話

わらしことネムの花

昔ある村に、「東の長者」と「西の長者」と呼ばれる二人の長者がいました。
東の長者には娘の童(わらし)が、西の長者には男の童がいました。長者たちはたいへん子どもを可愛がっていたので、どこに出かけるにもいつも子供を連れて行きました。
しかし、二人の長者が顔をあわせるごとに喧嘩するものだから、いつも子供たちは悲しい思いをしていました。
ある日、東の長者が「夏祭りの前に氏神様を建て直すように」と村人たちに言いつけると、それに負けじと西の長者は「ならば寺を建て直せ」と村人たちに言いつけました。
村人たちは田んぼの仕事もあるのに、無理をしてヘトヘトになりながら建築工事を行っていました。
そんな重労働が続く中、長者の子ども達がいなくなりました。
二人の長者は血相を変えて、村人と総出であちこち探し回りましたが、日も暮れても子供たちは見つかりませんでした。
二人の長者は、山のお地蔵さんに頼もうと山頂まで行ってみると、そこには二人の童が手をつないだまま仲良く眠っていました。
スヤスヤ眠る童たちの寝顔を見ていると、子どもの手にしていた小枝の先に、薄もも色の花が咲きはじめました。
みるみるうちにこの花は周辺の木々にも咲きはじめ、あたり一帯が花でいっぱいになりました。
この美しい様子にすっかり心が優しくなった二人の長者は、もう意地の張り合いはやめようと、お互いに仲直りしました。
夕方になると可憐な花を咲かるこの木を「ねむの木」と呼び、村のあちこちに植えられるようになりました。
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