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日記

平成28年12月09日の日本昔話

ほおずきとしっぱご

昔むかし、働き者のほおずきと怠け者のしっぱごは隣同士仲良く暮らしていた。ちなみにしっぱごとは岩梨の木の実のことである。
畑仕事をサボって退屈していたしっぱごは、よもぎ団子を食べようとほおずきに持ちかけたりするものの、作るのはほおずきに任せっぱなし、たくさんの団子が出来上がれば自分の分と言ってちゃっかりさっさと持ち帰るだけという調子だった。
ふたりは秋祭り用の着物のために布を織る事にした。例によってほおずきはテキパキと自分の家にしっぱごの分まで道具の準備をしてやって二人は機織りを始めるが、案の定しっぱごはすぐに飽きて帰ってしまった。
次の日、朝からほおずきはしっぱごを迎えに行くが、しっぱごは今日は休む習わしの日だからなどと言って寝てしまい、次の日もその次の日もほおずきがいくら誘っても何かと言い訳して機織りをサボり続けた。
秋祭りが近づく頃、せっせと励んだほおずきは赤い立派な反物を織り上げた。しっぱごの方は布がほんの少ししかできなかったので、着物が短くなってお尻が出てしまいみんなに笑われて恥ずかしく思った。
そんなわけで、ほおずきは紅い綺麗な殻に包まれていて、しっぱごには小さな殻しかなくて実が赤くなっているという事だ。
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