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日記

平成28年12月11日の日本昔話

雪の夜ばなし

昔、雪国の村の一軒家に男とその母親が暮らしていた。
ある吹雪の夜。ひとりの女性が一夜の宿を求めて来たが、その女性は息子の姿を見るなり戸を閉めて、吹雪の中へ消えていった。
だが男は、吹雪の中へ出て女性を連れ戻し、家の中へ入れてあげた。
話を聞くと女性の名前はゆきといい、親と死別し身寄りがなく遠い北国に住む知人を訪ねるところだと話した。
親子は「何も急ぐことはない、春までここにいるがよい」と言うので、ゆきは親子の家で生活することになった。
季節が春になっても、ゆきは北国には行かず、そのまま男の嫁になった。ゆきは男と共に懸命に働き、子供にも恵まれた。
だが不思議なことに、どんなに年月がたっても、ゆきは初めて出会った頃の美しさを保っていた。
ある冬の日。男は幼い頃に起きたある出来事を、ゆきに話して聞かせた。昔、父親と山の中を歩いていたが、吹雪に遭い道に迷ってしまった。
父親は自分を吹雪から守るために、羽織を自分に着せて抱きしめながら必死に守っていたが、どこからか美しい女性が自分たちのところにやって来た。
女性は父親の顔に向けて冷気を吹きかけ続けると、父親の身体は凍りつき息を引き取ってしまった。そして女性は幼かった男にこう言って去った。「お前は幼いから命は助けるが、このことを話したら命はない」
男が話し終った時、ゆきは「なぜ話した?なぜ約束を破った?」と恨めしそうな眼差しで男に詰め寄った。
ゆきは「私はあなたが、あの時の子供だと分かっていたから、この家に留まりたくなかった。子供を産まずに済んだのに」と言って、ゆきは子供を連れて吹雪の中へ消えていった。
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