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日記

平成28年12月21日の日本昔話

しゅのばん

昔ある所に、なんとなく生きている男がいました。なんとなく生まれてなんとなく育って、なんとなく大工になってなんとなく嫁をもらって、なんとなく毎日を仕事して暮らしていました。
男は毎晩、客がいなくなる頃になると飲み屋に行って、なんとなく女将を口説きやんわりと断られる日々を過ごしていました。ある晩、男はいつものように飲み屋を訪れるも、女将は返事もしないし振り向きもしませんでした。
何かただ事ではない気配を感じた男に「お前さんが一晩中飲み明かしたい相手って、この私かい?」と、真っ赤な顔をした化け物が振り返りました。
その顔は、角と牙をはやし大きな目はぎろりとむいて、なんとも恐ろしい赤鬼の顔でした。
男ははじかれたように飛び上がり、店から悲鳴を上げて逃げ出しました。
息をきらせてもう一軒のなじみの飲み屋に駆け込むと、そこにもさっきの恐ろしい顔した赤鬼の化け物がいました。
「しゅのばーん!」赤鬼が金切り声で叫ぶと、あまりの恐ろしさに男は腰を抜かして地面を這って逃げ出しました。
やっとこさ自宅に帰りつくと、そこにはいつもの優しい顔をした女房が待っていました。女房もしゅのばんになってしまったかと疑いましたが、女房だけはいつもの女房でした。
次の日から、男はぷっつりと飲み屋通いをやめ、女房のために働こうと、大工仕事に精を出すようになりました。
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