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日記

平成28年12月24日の日本昔話

墓場の犬

昔、狩人が雪山で遭難し、谷底の岩の割れ目に猟犬と一緒に避難した。すると不思議な事に、割れ目の奥には立派な屋敷が建っていて、一人の気味の悪い老婆が住んでいた。
老婆は、「お主の連れている猟犬とわしの犬と、噛み比べをしないか?」と話を持ちかけ、子牛ほどの大きな斑(まだら)の犬を出してきた。
狩人の犬も十分に強い犬だったが、斑の犬に睨まれると金縛りにあったように倒れ込んでしまい、斑の犬に丸飲みにされてしまった。
それを見ていた狩人は、老婆が恐ろしくなり屋敷から逃げ出した。
大事な猟犬を見殺しにした事を後悔しながら、狩人がとぼとぼ歩いていると、一人の山伏が前を歩いている事に気が付いた。
しばらくして墓場にたどり着いた山伏は、たちまち大きな犬に姿を変え、墓を掘りかえして死体を食べ始めたのだった。そして、「わしがお前の犬の仇をとってやろう」と、墓場の犬が言いだした。
墓場の犬を連れた狩人が、再び老婆の屋敷に戻り、もう一度噛み比べをする事にした。墓場の犬は斑の犬の眼力に屈することなく、斑の犬を丸ごと飲み込んで勝利した。
それを見ていた老婆が「よくもわしの息子を!」と叫び、自分も大きな犬に姿を変え、狩人に襲いかかってきた。一瞬早く狩人の鉄砲が火を吹き、そのまま狩人は気を失ってしまった。
狩人が目を覚ますと、死んだはずの猟犬が、冷え切った狩人の身体を暖めてくれていた。なんと、今までのことは全て夢だったのだ。冬山で気を緩めて眠ったりすると、死の闇から魔物がとり憑いて命を落とす、ということか。
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