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日記

平成28年12月25日の日本昔話

のんべえ地蔵

昔ある村に、小さな一軒の酒屋と豆腐屋がありました。
ある寒い冬の夜、なんとも変わった顔の坊さんがお酒を買いにやってきました。「酒を一升くれ」と坊さんが差し出したのは、小さなザルでした。
酒屋の主人は驚いて「徳利じゃないと酒が漏れるから」と売るのを断りましたが、坊さんは全く気にせずザルに酒を入れ始めました。
しかし予想に反して、ザルからは一滴も酒が漏れませんでした。唖然と驚く主人を残して、坊さんはガクガクと変な歩き方で去っていきました。
丁度その頃、同じ顔した坊さんが同じ町の豆腐屋に、豆腐を買いに来ていました。ここでもこの坊さんは、四角い豆腐を徳利に入れるという神技をやってのけ、悠然と歩き去っていきました。
こうしてこの坊さんは連日、酒と豆腐を買いに現れました。何か不思議な坊さんだと思っていた店の主人たちは、ある夜この坊さんの後をつけて行きました。すると、寂しげな古寺の近くで坊さんの姿はフッと消えてしまいました。
酒屋の主人と豆腐屋の主人は、翌日明るくなってから古寺の中を捜索しました。
するとかすかに酒のにおいがしている小さな祠があり、その中には坊さんと同じ顔をしたお地蔵さんが立っていました。二人の主人は「あの坊さんはお地蔵さんだったのか」と気が付きました。
それ以来、このお酒の好きなお地蔵さんを「のんべえ地蔵」と呼び、村人たちはお酒やお豆腐のお供え物をしたそうです。
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