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日記

平成28年12月28日の日本昔話

タライ田

むかし、見渡す限りの田んぼを持つ大地主がいた。ある年の田植えの前日、主人は使っている大勢の作男たちに、「明日一日で全部の田を植え終えたら、晩餉に大盤振る舞いするぞ。
酒も好きなだけ飲め」と言った。とても一日でできる広さではなかったが、大盤振る舞いと聞いて、作男たちは奮い立った。
翌朝、主人は一番鶏が鳴くと、大きな包みを持って出かけて行った。そして、作男たちが起きだす前に帰ってきて、また布団の中に入った。
夕方になり、作男たちは帰ってきて「終わりやした」と口々に言った。しかし、いつまでたっても御馳走は出てこない。酒の用意をしている様子もない。とうとう待ちあぐねて「昨日の約束はどうした」と騒ぎ始めた。
すると、主人が顔を出し、作男たちとの間?で、用意した、用意してない、あった、なかったと押し問?答の末、とうとう主人は、
「みんなが食い切れねぇほどの御馳走を入れたタライが、田んぼの中にあったんだが、もし知らないとしたら、お前たちはそこまで植えなかったってことだ。」と言った。
作男たちは「どうせ旦那は来ねぇんだから、分かりゃしねぇよ」と畦道から見渡せるところだけ植えて、中の方までは植えずに誤魔化していたのだった。
作男たちはしぶしぶ田んぼへと引き換えし、タライのあるところまで夜遅くまでかかって、田植えをさせられることになった。その田んぼは今でも「タライ田」と呼ばれているそうな。
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